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『キングダム』は、原泰久（はらやすひさ）先生による作品です。

『週刊ヤングジャンプ』にて2006年1月より連載されており、2012年6月にはアニメシリーズも放送開始されました。

2019年には、山崎賢人さんが主演を務める実写映画が公開。2020年5月には映画の続編の制作決定が発表。

2020年6月時点で累計発行部数が6600万部を突破。手塚治虫文化賞第17回マンガ大賞も受賞しています。

あらすじ

紀元前245年、中国西方の国『秦』に2人の少年がいた。

下僕の身ながらも天下の大将軍を目指すと豪語する信。

そして、権力なき少年王ながらも中華を統一すると決意する、後の始皇帝である秦王嬴政(えいせい)。

壮大な夢を描く二人が、やがて実現する中華統一までの軌跡を描く物語。

見どころ！

自分が信じるもののために、真っ直ぐ前を向いた人物ばかり。そんな英雄たちが、自分の信念をかけて、全身全霊で戦う姿に心奪われる。

武将VS武将という個を賭けた戦いも熱い！軍VS軍の知略を巡らせた戦いも胸躍る！

史実に基づいているので歴史の大きな流れが学べる。

主要登場人物

漫画「キングダム」の登場人物を紹介します。

秦国の登場人物

信

元々は身よりも何もない下僕の身だが、その境遇を脱却するべく、天下の大将軍を目指すと豪語する少年。天下の大将軍になることを信じて疑わず、常に戦いの先頭に立って仲間を導く姿に、多くの者が信頼を寄せる。

単純バカだが、仲間思い。ときには切り伏せた敵の思いすら背負って、自分が信じる道を突き進む。

飛信隊の隊長。

嬴政(えいせい)

第31代目秦国王。13歳という若さで王位についたが若さゆえに権力はなく、反乱分子の暗躍により、一時王宮から逃げざるをえない状況に。

しかしそんな苦難の中でも、中華を統一するという強い気持ちを持ち続ける。その目的は戦の根絶のため。

自分の目指す道が血塗られた道であることを理解しながらも戦う王として邁進する。

王騎(おうき)

秦国六大将軍の一人。その圧倒的な武力を振るう様から秦の怪鳥との異名をとる。天下の大将軍に最も近い存在として、信に多くのことを伝えた。

羌瘣(きょうかい)

蚩尤(しゆう)という伝説の暗殺一族の出身。一族に伝わる掟の中で、姉同然に慕っていた羌象(きょう しょう)を殺された暗い過去を持つ。羌象の仇討ちのみを生きる糧にしていたが、信をはじめとする飛信隊の仲間たちと出会ったことで、生きる場所を見つけることができた。

河了貂(かりょうてん)

嬴政が反乱分子に追われていた際に、信と共にその窮地を助けた山民族の少女。信や政が命がけで前に進む中、自分だけがそこに加われていないことに葛藤する。そんな中、軍師として生きることを決意。軍師としての才能を開花させた後は飛信隊の活躍に大いに貢献するようになる。

楊端和(ようたんわ)

山民族の女王。その圧倒的な武力で複数ある山民族を統合する。戦い方は激烈であり、山界の死王と呼ばれるほど。嬴政の呼びかけに答え、秦国と強固な盟を結ぶことを決めた。

王賁(おうほん)

蒙恬(もうてん)

楽華隊の隊長。信や王賁とはライバルの関係にある。飄々とした性格ながらも天下の大将軍を目指すという意志がある。秦国将軍である蒙驁(もうごう)を祖父に、同じく秦国将軍である蒙武(もうぶ)を父親にもつ。

秦国以外の国の登場人物

李牧(りぼく)

趙国宰相。天才軍師として、秦国の前に立ちはだかる。政の目指す中華統一の道には、血で血を洗う凄惨な戦が必要であり、それは紛れもなく悲劇そのものであると断言する。政とは異なる方法で平和の道を目指す者という一面もある。

龐煖(ほうけん)

武神を名乗る圧倒的な武力を持つ趙国の大男。国そのものや個の名声などには関心がなく、武神としての証明のために行動する。

龐煖が個としての武の極致に至ったのに対し、関わる人たちの思いを紡いで束にして戦う信はまさに対極の存在であり、幾度となく刃を交わすことになる。

廉頗(れんぱ)

旧・趙国三大天筆頭だったが、魏国に亡命し将軍となる。趙三大天と秦六将が戦いに明け暮れた時代を、完璧な時代と言い、それを超えるためには、中華の統一が必要であると信に告げる。

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