中国生まれで日本に渡り、独自の視点で漫画や評論活動を続けている人物がいます。
その名前は孫向文。
現在は「東雲くによし」という名前でも活動し、多くの読者に影響を与えてきました。
今回はその人物像に迫りつつ、代表作や活動内容について紹介していきたいと思います。
孫向文 (東雲くによし)のプロフィール
孫向文だ😂 pic.twitter.com/XXT7rJqUni
— 係長 (@abe_ism) August 5, 2023
孫向文(東雲くによし)さんは1983年生まれ、中国浙江省杭州市出身の漫画家、コラムニスト、政治評論家です。
学生時代から日本の漫画やアニメに影響を受け、2002年に中国で漫画家デビュー。
その後、2013年に日本に移住し、政治や社会問題をテーマにした作品を発表しました。
代表作『中国のヤバい正体』は、日本でも話題を呼びました。
SNSを通じて独自の見解を発信し、特に中国や日本の政治に関する問題を積極的に取り上げています。
孫向文さんの活動には議論を呼ぶこともあり、過去にはデマや誤情報を拡散したとされることもありますが、その一方で現代中国社会に対する鋭い洞察を提供しています。
また、日本に帰化し、日本での活動を続けています。
主な著作:
- 『中国のヤバい正体』(2013年)
- 『中国のもっとヤバい正体』(2014年)
- 『中国人による反中共論』(2015年)
- 『中国人が見た ここが変だよ日本人』(2016年)
- 『日本人に帰化したい!!』(2018年)
- 『中国人の僕は日本のアニメに救われた!』(2020年)
孫向文さんの作品は中国の政治や社会について率直な意見を述べるものが多く、時には論争を巻き起こすこともあります。
日本での活動とそのきっかけ
中国で漫画家としてデビューしたのち、2013年に日本に渡ることになります。
このとき出版されたのが、政治風刺漫画『中国のヤバい正体』です。
日本社会ではあまり表面化されにくい中国の実情や政治的な問題を分かりやすく描いたこの作品は、多くの読者の間で話題となり、4刷を記録するヒットとなりました。
実際に手に取って読んでみたとき、「なるほど、こういう視点もあるのか」と素直に感心しました。
自分では到底思いつかないような分析や、ストーリーを通しての問題提起が随所にあり、知識とエンタメが融合している印象を受けました。
東雲くによしというペンネームでの活動
日本での活動を本格化させるにあたり、「東雲くによし」という名前でもSNSや書籍での発信を始めるようになりました。
特にTwitterではフォロワーも多く、タイムリーな時事ネタを鋭く切り取る投稿が人気を集めています。
ただ、個人的には投稿内容が時に過激に感じることもありました。
誤解を招きやすい表現や、陰謀論と受け取られる意見も含まれるため、情報を取捨選択する姿勢が求められると感じています。
それでも、多くの人に“考えるきっかけ”を与えていることは間違いありません。
孫向文 (東雲くによし)の主な著作
「国籍を捨てた男が語る中国の怖い話 孫 向文 著」読了。国の方向性や教育、思想が最早過ちだと言う事が証明されてるみたいなもんでこの事件全て「人が起こした事」であるという点。やはり人が1番怖い!環境によって人は残酷になれるという事。#中国の怖い話 pic.twitter.com/tSfgmjuobE
— みっきーを(グレエンシルバー隊員)別名 顔丸チョッパー(がーまるちょぱ?) (@silverchainsaw) April 27, 2023
初めて孫向文さんの作品を読んだとき、日本人とは違う視点から社会を見つめていることに気づかされました。
日本の漫画家とは一味違うストレートな描写や主張の強さに驚きつつも、その背景には複雑な人生があると知り、興味が深まりました。
孫向文さんは1983年に中国・浙江省杭州市で生まれました。
幼いころから日本のアニメや漫画に親しんでいたことがきっかけで、日本文化への関心を強めていきました。
特に「ドラゴンボール」や「スラムダンク」など、当時中国でも人気だった作品に強く影響を受けていたようです。
社会問題への鋭い視点
孫向文さんが描くテーマは、多岐にわたります。
中国共産党の問題、民主化運動、ウイグル問題、香港デモなど、メディアでは取り上げにくいセンシティブな内容にも踏み込んでいます。
これらの問題を日本語で、しかも漫画という形で伝えるその姿勢には、ある種の覚悟が感じられます。
実際に自分も、孫向文さんの作品を通して「このニュースの裏側に何があるのか」と考えるようになりました。
表面だけを見ていたころと比べて、ニュースをもっと深く読み解こうとする姿勢が育ったと思います。
代表作『中国のヤバい正体』
この作品は孫向文さんの代表作であり、日本での知名度を一気に高めた一冊です。
中国に生まれ育ったからこそ描けるリアルな描写と、日本人には見えにくい社会の側面が詰まっています。
手に取ったとき、最初は「また中国批判か」と思ったのが正直な感想でしたが、読み進めるにつれて一面的ではない描き方に気づきました。
複雑な政治や社会背景を分かりやすく解説してくれるので、政治初心者にもおすすめできる内容です。
表現の自由と批判
一方で、表現の過激さゆえに賛否両論もあります。
Twitter上での発言が物議を醸したこともあり、デマとされる内容を拡散してしまったことも報じられました。
個人的にも、「ちょっとこれは危ないのでは」と感じる投稿を見たことがあります。
ただ、それも含めて「発信者」としての覚悟と責任が問われる時代になっているのだと感じました。
コラムや漫画連載も多数
書籍だけでなく、ウェブメディアでのコラム連載や、新聞社などへの寄稿も積極的に行っています。
社会風刺だけでなく、日常生活の中で感じた違和感や国際問題などをユーモアを交えながら紹介しているスタイルは独特です。
以前、SPA!で掲載されたコラムを読んだとき、「これはエンタメじゃなくてリアルなんだ」と思わされました。
笑って読めるけれど、その後で考えさせられる。そんな文章に出会えることって、案外少ないんですよね。
SNS時代の漫画家としてのあり方
現代では、漫画家もSNSを通して直接読者とつながる時代です。
東雲くによしという名前で発信している内容には、時事性だけでなく、感情的な側面も垣間見えます。
それを“攻撃的”と取るか“情熱的”と取るかは読み手次第ですが、自分としては「社会に対して真剣に向き合っている人なんだな」と感じています。
孫向文 (東雲くによし)の今後
これからの活動で注目したいのは、国内外の政治情勢が不安定になる中で、どのように情報を届けていくのかという点です。
AIやフェイクニュースが横行する現代では、信頼できる情報源がますます大切になってきています。
そんな中で、孫向文さんのように「自分の言葉で語る」人物の存在は貴重だと感じています。
たとえ賛否が分かれても、そこに“考える余地”を与えてくれる人がいるというのは、ありがたいことです。
まとめ
孫向文(東雲くによし)さんは、中国出身で日本を拠点に活躍している漫画家・文筆家です。
政治風刺をテーマにした作品やコラムを通して、読者に深い問いを投げかけ続けています。
『中国のヤバい正体』をはじめとする作品群は、ただの読み物を超えて、多くの気づきを与えてくれます。
一度読んでみると、普段見えていない世界が少し違って見えてくる。そんな体験ができるかもしれません。







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