ついに秦軍が韓の都・新鄭へと迫り、戦か降伏かの瀬戸際に立たされた韓。
836話では、民兵たちの不安や、寧姫が王から託された“鐘を鳴らす使命”に動き出すなど、内側から揺らぐ韓王朝の姿が描かれました。
一方、秦の大将軍・騰は開戦の号令をかけず、静かに事の推移を見守る姿勢を保っています。
果たして、戦わずして決着をつける和平の道は残されているのか──?
837話では、寧姫の決断、夏侯龍の動き、そして騰の判断が交錯する、緊迫の展開が予想されます。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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キングダム836話考察
836話の核心は、韓王と寧姫の密談にあります。この会話は、単なる策略ではなく、王として、そして王族としての「責任」と「覚悟」を象徴するものでした。
韓王は、自身が明言すれば命を奪われるという宮廷の空気を前に、明言できぬが意志だけは託すという苦渋の決断をしています。その手段として、王族にしか入れない東龍の塔の鐘を鳴らすことに意味を持たせているのです。
この「鐘を鳴らすことで城門が開く」というギミックは、戦略というよりは、形式的にでも王権のもとで城を明け渡すという“象徴的降伏”と捉えることができます。秦軍にとっては戦わずして得た勝利であり、韓にとっては民の命を守る最小限の抵抗とも言えるでしょう。
騰の静かな圧力が示す“名将”の器
外の秦軍では、騰将軍が攻撃の号令を出さずに待機するという異例の行動を取っています。これは、明らかに「城が開くかもしれない」という情報を何らかの形で把握しているか、もしくは可能性に賭けている判断です。
この判断が注目されるのは、騰が「信じて待つ」ことで無駄な殺生を避けようとしている点にあります。実際、井闌車や長梯子といった準備は万端でありながら、あえて動かない。まさに「動かずして制する」という知将らしい姿勢が描かれています。
この騰の姿は、昌平君や王翦にも通じる戦略的思考を感じさせ、名将としての存在感が際立った回だったとも言えるでしょう。
夏侯龍という“暴発の火種”
城内でもう一つの緊張の源となっているのが、夏侯龍の存在です。彼は韓王を完全に見下し、実権を握っているかのように振る舞っています。836話では、寧姫の不在に気づき苛立ちを露わにする場面が描かれました。
この描写から見えるのは、夏侯龍が王権を軽視し、場合によっては王や寧姫に牙を剥く可能性があるという伏線です。寧姫が鐘を鳴らす前、あるいは鳴らした直後に夏侯龍の妨害が入り、混乱が起きる――そんな不穏な展開も予想されます。
今後、彼が韓王の最後の敵となるか、もしくは秦軍によって粛清されるかは、836話で植えられた“危機の芽”がどう花開くか次第でしょう。
民兵の無力さと“民を守る戦”というテーマ
836話では、韓側の民兵たちが秦軍の大軍に怯える描写が印象的でした。士気も装備も低く、ほぼ素人である彼らが前線に立たされている現実は、韓という国の限界を象徴しています。
この“戦えぬ者たち”の存在が、韓王や寧姫の選択に説得力を与えています。つまり、「戦うことで守れない命がある」ことが、降伏という選択を正当化しているのです。
『キングダム』はこれまでも“戦”を描きながら、“戦わないための戦い”や“守るための戦”という価値観を提示してきました。836話はそのテーマを再び提示し、韓滅亡という大きな歴史のうねりの中で、“守る戦”が成立するのかを問う回になっています。
キングダム837話ネタバレ確定
836話のラストで寧姫は、韓王から託された「東龍の塔の鐘を鳴らす」という使命を胸に、城内を駆け出しました。この鐘は、戦わずして秦軍に城門を明け渡すための“降伏の合図”。837話では、まさにこの鐘を鳴らせるかどうかが、物語全体の分水嶺となるでしょう。
しかし、そう簡単に事は運ばないはずです。すでに寧姫の不在に気づいた夏侯龍が王を問い詰め始めており、彼が兵を使って寧姫の行動を阻もうとする可能性は極めて高いと考えられます。寧姫の行く先には、物理的な“障壁”だけでなく、心理的・政治的な圧力も待ち受けていることが予想されます。
夏侯龍の逆鱗と妨害|城内に混乱が広がるか?
寧姫の動きが表沙汰になったことで、夏侯龍は彼女を「裏切り者」と見なし、排除しようと動く可能性があります。彼はすでに王を見下し、実質的な実権を握っているような態度を取っています。837話では、寧姫の行動が暴かれ、城内で小規模なクーデターや追跡劇が起きる可能性が高いです。
こうした内乱が起これば、秦軍は「城内の混乱=韓王朝の崩壊の兆し」と捉え、開戦に踏み切る理由にもなりえます。つまり、寧姫が鐘を鳴らすかどうかよりも先に、城内の秩序が壊れるか否かが鍵を握る展開になると考えられます。
騰の静かな待機の限界と、飛信隊の動き
836話では騰が開戦の合図をかけず、録鳴未や隆国たちが不思議がる描写がありました。しかし、837話ではこの“静かな圧力”にも限界が近づくでしょう。寧姫が鐘を鳴らす気配が見えなければ、騰としても「もう待てぬ」と判断せざるを得ないはずです。
その時、前線にいる飛信隊が先陣を切る形で突入の命を受ける展開も考えられます。飛信隊はすでに長梯子を準備し、新鄭の高い城壁にも対応できる態勢を整えています。837話では、戦端が開かれるギリギリの攻防、あるいは開戦直前で鐘が鳴る、という緊張感のある描写が予想されます。
民の命を救えるか|寧姫の選択と重み
837話で最も注目されるのは、やはり寧姫の行動です。民兵に駆り出された子どもたちの姿を見て「絶対に鐘を鳴らす」と決意した寧姫。彼女が王族としての責任を果たせるかが、物語の中心になります。
彼女の行く手を阻む者を前にして、説得するのか、逃げるのか、あるいは誰かが助け舟を出すのか――。
837話では、戦を避けるために奔走する“ひとりの女性”の覚悟と行動が最大の見せ場となるはずです。そしてその行動が、秦軍の一斉攻撃を止める最後の希望でもあります。
キングダム838話展開予想
837話では、寧姫が民兵となった王族の子どもたちを目にして決意を固め、東龍の門へと疾走しました。838話では、いよいよその目的地に辿り着き、ついに「鐘」が鳴る展開になる可能性が高いと予想されます。
この鐘の音が響けば、それは韓王の名のもとによる“降伏”の合図。城門が開き、戦を回避できる決定打になります。ただし、そこまでの道は平坦ではありません。寧姫の行動に気づいた夏侯龍の妨害、あるいは鐘のある東龍の塔自体に何らかの防衛が施されている可能性もあります。
838話では、寧姫が鐘を鳴らすか、直前で阻まれるかの“秒読み”の攻防が描かれるでしょう。
夏侯龍、暴発──王宮での権力衝突
837話で寧姫の不在に気づいた夏侯龍は、韓王を問い詰め、不穏な空気を露わにしていました。838話では彼が動き出し、王の命を握ろうとする、あるいは寧姫を直接排除する指示を出す展開も十分にありえます。
ここで焦点となるのは、王の身を守ろうとする忠臣たちがいるかどうか。韓という国の体制が完全に腐敗しきっていれば、夏侯龍の独走は止まらず、そのまま韓王が拘束されるという展開すらありえます。
つまり、韓王朝内部でも「降伏すべき vs 抗戦すべき」の路線対立が一気に噴き出すのが838話の見どころのひとつになるでしょう。
騰、開戦の決断か──秦軍、動くその瞬間
騰はこれまで「静かな圧力」で韓を屈服させようとしてきましたが、時間は無限にあるわけではありません。838話では、鐘の音が響かなければ、いよいよ開戦を決断せざるを得ない場面に突入します。
その際、まず動くのは前線で準備万端の飛信隊。そして録鳴未の井闌車が同時に城壁を攻め始める可能性が高いです。
ただし、騰の命令が出る“寸前”で鐘の音が響く、という劇的な逆転シーンも考えられます。この瞬間、秦軍は攻撃を止め、無血開城が成立するという展開は、王道ながらも強いカタルシスをもたらします。
鐘の音の意味は本当に通じるのか?──新たな不安
もし鐘が鳴ったとしても、それを「降伏の合図」と認識できるかどうかは、秦軍側の受け取り方次第です。現場で指揮を取る隆国や録鳴未、そして飛信隊の李信たちが鐘の意味を知らされていなければ、それが単なる城内の報時や騙し討ちの合図と誤認される可能性も否定できません。
このように、「鐘=和平の意志」という情報が正しく伝達されるかどうかも838話の鍵となります。最悪の場合、「鐘は鳴ったのに戦が始まってしまう」という悲劇的な展開も考えられます。
まとめ
キングダム817話 RAW HQ
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— Manga Raw – 漫画 raw Spoilerraw (@spoilerraw) November 13, 2024
キングダム837話では、韓王の“降伏の意志”を実行に移すべく動く寧姫の命がけの行動と、それを察知して動く夏侯龍との対立が物語の中心となりそうです。
また、秦軍が今にも攻撃を開始しそうな緊張感の中、鐘が鳴るのか、あるいは間に合わないのか──そのわずかな時間の攻防が描かれると予想されます。
戦火を避ける最後の望みを託された寧姫。
決断が、新鄭の未来と民の命を左右することになるでしょう。
次回も目が離せません。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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