キングダム第838話、今回はかなり大きな展開が描かれました。
ついに韓が降伏を宣言し、秦軍が新鄭城内へ入っていくというシーン。
歴史の分岐点とも言えるような場面が描かれていて、読んでいてゾクッとしました。
特に西門の洛亜完軍と騰軍が出会った瞬間には、これから何かが始まるんじゃないかという緊張感が漂っていました。
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キングダム838話考察!鐘の音とともに動いた東龍門と張印の存在
東龍門から突然鳴り響いた鐘の音、それを合図に開門した新鄭の城。
秦軍はこの合図の意味がわからず混乱していましたが、読んでいる側としては「これは何かが起きるな」と期待が高まりました。
特に心を打たれたのが、門を任されていた張印の姿です。
かつて合従軍戦でも登場したあの張印が、今回は涙を浮かべながら開門の判断を下します。
自分としては、張印がただの門長ではなく、信念を持った人物として描かれていることが印象的でした。
城門を開けるというのは裏切りに等しい行為でもあるはずですが、それをやり切った張印の覚悟には心を揺さぶられました。
このシーンで一番感じたのは、キングダムという作品の描写の深さです。
武力だけじゃなく、信念や覚悟、そして人間らしさをしっかり描いてくれるのがこの漫画の魅力だなと改めて思いました。
キングダム838話考察!騰の選択と無血開城への意志
騰が東龍門での開門を確認し、張印とやり取りをするシーンもすごく良かったです。
騰の口から語られる「韓王室が精一杯手を伸ばしてくれた」「今度は自分たちが全力でその手をつかみに行く」という言葉には、これまでの戦いで積み重ねたものを感じました。
実際、無血開城というのは簡単ではないですし、相手の信頼を勝ち取らないと成立しないことです。
これまで秦軍は武力で押し込む展開が多かった中で、こういった心を通わせるような場面が描かれると、より一層物語に引き込まれます。
ただ、現実はそんなに甘くないことも描かれていました。
王宮にはすぐに伝令が走るものの、夏侯龍はそれを信じず伝令を斬ってしまいます。
この暴挙が今後どんな波紋を呼ぶのか、非常に気になるところです。
自分が特に印象的だったのは、騰の表情です。
あくまで落ち着きつつも、内には強い意志を秘めているあの雰囲気。
キングダムの中でもかなり好きなキャラなんですが、今回改めてその懐の深さを感じました。
キングダム838話考察!洛亜完軍がとった異様な行動
東龍門が開かれ、南北の門からも秦軍が次々と入ってくる中、西門の洛亜完軍はあえて門を開けず、軍を真逆の方向に動かします。
この行動は普通に考えると不可解です。
でも、仲間を失ってきた立場からすれば、簡単に受け入れられる話ではなかったのかもしれません。
洛亜完自身もかなり複雑な心境にあるようで、部下たちは騰の首を取ろうと息巻いています。
ただ、実際に洛亜完本人がどう動くのかまではまだ分からないですね。
これまでの彼の言動を見ても、感情だけで動くタイプではないと思うので、何か別の意図がある可能性も捨てきれません。
自分としては、戦うつもりで向かってきたというより、騰と直接話をするために軍を動かしたんじゃないかと予想しています。
というのも、東龍門から開門の意志が見えた段階で、洛亜完もそれに呼応するような選択をする余地はあったはずです。
わざわざ門を開けずに接触を図るというのは、それだけ伝えたい何かがあるからかもしれません。
洛亜完が軍を動かした意図とは何か
単純に騰軍に敵意を持って突入しようとしている、というだけでは説明がつかないところがあるんです。
もし本気で戦うつもりなら、門を閉ざしたまま待ち構えておけばよかったはずです。
それをあえて自軍を動かして、しかも門を開けずに真逆の方向から出てきたという点に注目しています。
この行動から考えると、洛亜完には独自の判断基準がありそうです。
韓という国の終わりが近いことは彼も理解しているはずですし、その中で自分の役割や落とし所をどう見つけていくのかという葛藤があるのかもしれません。
また、騰と直接向き合うことで、血を流す以外の道を模索している可能性も感じます。
ただ、部下があれだけ感情的になっている中でどう采配をふるうかは、次回の見どころでしょう。
騰との対話に期待される展開
仮に洛亜完が騰と会話を交わすことになれば、それは大きな転換点になりそうです。
これまで戦ってきた両軍ですが、すでに城内の半分以上は秦の手に落ちている状況です。
だからこそ、洛亜完がどう出るかで全体の流れが変わる可能性が高いと見ています。
騰のことですから、無駄な戦を避けるために言葉を尽くして説得しようとするでしょう。
そこで洛亜完がどれだけ耳を傾けるか、感情をどう処理するかが鍵になるでしょう。
秦が本気で統一を目指す以上、韓がこのまま独立を維持できるとは考えにくいです。
洛亜完もそれを理解した上で、最終的に自軍をどう導くか。
その選択が韓王都の未来を左右すると言っても過言ではありません。
キングダム838話考察!史実も調査
韓の滅亡は史実では紀元前230年とされています。
この時期は秦が中華統一に向けて本格的に動き出した重要な時期で、韓のような弱小国は内通や降伏、または内紛に巻き込まれて滅びていきました。
洛亜完というキャラクターが史実に存在したかは不明ですが、複雑な立場に立たされた武将がいたことは間違いありません。
降伏を良しとしない者、主君に忠義を尽くす者、民を守るために戦を避ける者など、それぞれの信念を持って動いた人々がいたのだと思います。
キングダムが描くのは、そういった人間たちのリアルな葛藤です。
だからこそ、次回の展開にも大いに期待したいところです。
無血開城が成立するのか、それとも最後の衝突が起きるのか。
どちらに転んでも見応えある回になりそうです。
まとめ
第838話では、新鄭の開門から韓の降伏宣言、秦軍の入城まで一気に物語が動きました。
張印の決断、騰の冷静な対応、それぞれの立場から見た正義がぶつかり合う中で、感情が揺さぶられる描写が多くて読み応えがありました。
そして最大の注目は、西門から軍を動かした洛亜完。
次回、この動きがどう物語を左右するのかがカギになってくると思います。
個人的には、またひと波乱ありそうな予感がしてなりません。
キングダムは戦の描写も魅力ですが、こうした心理戦や駆け引きの部分も本当にうまく描かれています。
次の展開を考えるだけでもワクワクしますし、史実と照らし合わせて想像を巡らせるのも楽しいですね。
839話では騰と洛亜完がどんな対話をするのか、そしてその結果が新鄭全体にどんな影響を与えるのか、目が離せない展開になりそうです。
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