『キングダム』37巻は、自らが描いた絵図に沿って進行する著雍戦で、王賁は全てを懸けて紫伯との再度の一騎討ちに挑む。
呉鳳明本陣に先に辿りつくのは誰か──!?
そこで今回の記事では、漫画「キングダム」37巻ネタバレ・あらすじを紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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漫画「キングダム」37巻あらすじとネタバレ
出典:集英社>>
第394話 見物
秦軍総大将騰と魏火龍の頭脳霊凰の決戦が始まる。
霊凰は策略を感じるが、昨日の本営の状況を見て特に気にかかる点はなく、乱美迫を投入する。
騰はこれを探りと見抜くが、霊凰は詳細を得られない。
関常隊は敵軍と交戦中で、王賁は関常に主攻の作戦を命じる。
関常は機動力を重視し反論するが、王賁は紫伯との戦いに必要ないと言う。
関常隊は紫伯中央軍を攻め、紫伯も全騎を出陣させる。
飛信隊は凱孟軍と乱戦し、信は呉鳳明本陣を目指して捨て身で凱孟と一騎討ちを始める。
同時に、王賁も紫伯と一騎討ちを開始する。
第395話 王賁の責務
負傷しながらも紫伯に挑む王賁は苦戦し、血を流しながら戦っていた。
王賁の槍は正確さを求めたものであったが、紫伯の槍は一撃で敵を倒す力を持っていた。
限界に近づく王賁を見た関常は、朝の会話を思い出す。
関常は、王賁に作戦中止と援軍の要請を説いたが、王賁は反論し、その場を去った。
ついに紫伯の槍が王賁の胸に突き刺さり、王賁は落馬しそうになるが耐え、副将の退却命令を遮った。王賁は魏軍大将軍を討ち、著雍を取ることで大将軍になる責務を語る。
そして、王賁は反撃し、ついに紫伯の腕に傷を負わせた。
第396話 修練の日々
王賁の槍が紫伯に先んじて一閃し、その後も紫伯の顔を掠めた。
関常は驚き、副長は王賁が紫伯を型で捕らえたと述べる。
王賁の槍術は正式な修練を重ねたものであり、多様な型であらゆる敵に対応できた。
副長は幼少期に王翦から槍の型を学び、血の滲むような修練を続けた王賁を思い出す。
王賁は紫伯の敗因を指摘し、紫伯が生を拒絶しているため急所を守らなかったと見抜いていた。
そして、王賁の槍がついに紫伯の胸を貫いた。
第397話 本陣へ
紫伯は胸を貫かれながら紫季歌との思い出が心を駆け巡る。
王賁軍は紫伯を討ち取り、歓喜に沸き立つ。
王賁は副将の支えで落馬を防ぎ、呉鳳明本陣を目指す。
信は凱孟との激しい一騎討ちを続け、信の部隊は苦戦。
河了貂は信と凱孟が十分左にずれたことを確認し、合図を送り、羌瘣らは呉鳳明本陣を目指す。
飛信隊は凱孟軍に崩されかけるが、援軍として隆国が率いる部隊が現れる。
第398話 戦わぬ訳
飛信隊の窮地に隆国軍が駆けつける。
荀早はこの迅速な動きに驚くが、河了貂は昨夜、隆国に援軍を要請し、絶妙なタイミングでの救援を約束させていた。
凱孟は退却命令を受け、信との一騎討ちの決着を拒まれたことに不満を表す。
信は王騎や廉頗が凱孟を相手にしなかったのではないかと指摘する。
凱孟は戦はただの殺戮であり、夢や意義など無意味だと言い、信に納得する答えを用意しろと言い残し退く。
信は天を仰ぎ、飛信隊に呉鳳明の本陣を目指すよう叫ぶ。
同時に、呉鳳明の本陣に王賁軍と録嗚未軍が迫っている報告が入る。
羌瘣も本陣を目指し、飛信隊で呉鳳明の首を討ち取ると宣言する。
第399話 肉迫す
著雍争奪戦で秦軍は騰率いる信、王賁、録嗚未の三点同時突破作戦を成功させ、呉鳳明本陣に迫る。
玉鳳隊、録嗚未軍、飛信隊はそれぞれ進軍し、呉鳳明本陣を視認するまで到達。
呉鳳明は若年の秦軍が魏火龍紫伯と凱孟を突破したことを最大の誤算と認める。
三軍は激戦を繰り広げ、最後に飛信隊が本陣直前に到達。
羌瘣が一人で突進し、呉鳳明本陣を斬り裂く。
第400話 陥落と退避
飛信隊の羌瘣は魏軍本陣に一番乗りし、天幕内の魏兵を斬り裂き、呉鳳明を追い詰める。
しかし斬ったのは偽物であり、本物の居場所を問い詰めるも返答はなかった。
羌瘣は敵本陣陥落の狼煙を上げ、秦軍勝利を伝える。
これにより劣勢だった秦軍が大いに湧き立つ。
逃げる呉鳳明は、本陣を失い指揮系統が麻痺した魏軍の立て直しは困難だが、秦軍の作戦には欠陥があり逆転も可能だと考える。
呉鳳明と出会った霊凰は、魏軍本陣を落とすために力を集中させた結果、騰が無防備になっていることに気づく。
霊凰は騰を討ち取ることで逆転を図ろうとするが、突然信が現れ、呉鳳明の指示で霊凰を呉鳳明と誤認し、斬り捨てる。
第401話 これからの戦国
信は魏火龍霊凰を討ち取ったが、勢い余って落馬し、魏兵に襲われる。
飛信隊が助けに入り、呉鳳明はその隙に逃走する。
呉鳳明は霊凰の側近から霊凰を身代わりにしたことを問われ、「魏国のため」と返答。
霊凰の力は十四年前で止まっており、呉鳳明は一年で追いつき、さらに引き離すと断言する。
魏軍は著雍から撤退し、秦軍の勝利が確定する。
録嗚未は信が霊凰を誤って討ったことに不満を示す。
信は王賁が紫伯を討ち取ったことに少し引け目を感じる。
騰は著雍に大要塞を築く計画を立て、魏国の弱体化を図ると語る。
戦国の均衡が崩れ、滅びる国が出てくると予言する。
第402話 咸陽の動き
秦軍の勝利により著雍が要塞化され、山陽からの移住者で人口が倍増。
信は著雍の都市化と強固な双子軍事都市が魏国への大きな楔になると話す。
信は政との中華統一の道が見えてきたと感じる。
趙国邯鄲では李牧が秦の進出に伴う中華の変動を考察。
李牧は戦国七雄崩壊の時代に入り、秦が均衡を崩すことで大国楚も本気で軍事化に動くと予想。
趙も軍事強化に踏み込むべきだと述べるが、慶舎は秦の覚悟に疑問を抱く。
李牧はその鍵を握るのは来年加冠の儀を迎える秦王嬴政だと断言。
咸陽では大王側と呂不韋側が激しい論争中。
政と呂不韋は互いに無言で対峙する中、太后が突然山陽と著雍を後宮勢力に譲ると発言する。
第403話 太后の狙い
太后が突然、山陽と著雍の後宮への譲渡を提案し、朝議は混乱。
太后は山陽の活性化を狙い、三大宮家に権限を与えようとするが、李斯は前向きに検討する意向を示すも、即決には反対。
太后は亀のような進行に不満を示し、山陽長官に宦官ロウアイを指名。
ロウアイの任命は多数決で決まる。
政と大王側の会議は混乱。
政は太后と呂不韋の関係に疑念を抱き、何を画策しているのか探る必要があると話す。
向は太后の隠遁が終わったことを喜ぶ。
夜、李斯は朱凶を使い、太后の動向を探らせる。
太后はロウアイに山陽で自由に行動し、軍を思い通りにするための資金を落とすよう指示。
ロウアイの子供たちが現れ、太后とロウアイの家族関係が明らかに。
朱凶がその様子を見て驚くが、ムタにより命を奪われる。
後宮で築かれた歪な家庭は秦国の決定的な綻びを示し、内乱の兆しが迫っている。
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