『ワンピース』ファンなら一度は心に残るリトルガーデン編で出会った巨人族の戦士、「青鬼のドリー」と「赤鬼のブロギー」。
100年以上も続いた決闘に身を投じた彼らは、かつて巨兵海賊団の主力として名を馳せ、世界政府からも脅威とみなされました。
エルバフの巨人族の誇りを背負い、二人が繰り出す「覇国」の破壊力は、四皇クラスの強敵にさえ対抗しうると噂されています。
そして今、「太陽の神ニカ」という存在が浮かび上がり、ルフィとの深い縁が明らかになりつつあります。
今回は、ドリーとブロギーの強さと彼らが太陽の神ニカとどう関わっているのか、その背景を詳しく探っていきましょう。
ドリーとブロギーとは?
塾から帰宅🏃💨
ドリーとブロギーの性能簡単に教えてください🙏#バウンティラッシュ pic.twitter.com/NCZGT4ylko— ༄イムさん༄ (@onepiece_imusan) September 23, 2024
ドリーとブロギーは、ワンピースの世界で巨人族の中でも特に伝説的な存在です。
「巨兵海賊団」を率いてかつて数々の海を荒らし、町を焼き尽くした恐ろしい海賊として名を馳せました。
二人は「青鬼のドリー」「赤鬼のブロギー」とも呼ばれ、それぞれの懸賞金が1億ベリーと、当時としては破格の高額で指名手配されていました。
この懸賞金額は、今の価値に換算すると10億ベリー相当と見積もられており、いかに危険視されていたかがうかがえます。
ドリーとブロギーはリトルガーデン編で初登場しました。二人は仲間として巨兵海賊団で共に戦ってきたものの、ある日、些細なことから互いに引けないほどの口論に発展し、エルバフの掟に従い「決闘」を始めました。
この決闘はなんと100年以上も続いており、リトルガーデンで会った時点でも、彼らは一切勝敗をつけないまま戦い続けていたのです。
二人の長期にわたる戦いの姿勢と、巨人族の誇りを守る強さは、麦わらの一味をも驚かせるものでした。
ドリーとブロギーの肉体
巨人族であるドリーとブロギーの肉体は非常に強靭で、戦闘力も規格外です。
特に、二人が使うコンビ技「覇国(はこく)」は、超巨大な敵に対してさえも圧倒的な破壊力を発揮する恐ろしい技です。
この技は「島食い」と呼ばれる超巨大な金魚に穴を開けるほどの威力を持ち、その強さはまさに四皇クラスに匹敵するとされています。
カイドウとビッグ・マムの「覇海」に次ぐほどの破壊力を誇り、作中でもトップクラスの威力を誇る攻撃技として印象づけられました。
一度、リトルガーデンでドリーはMr.3の策略にはまり、爆弾入りの酒を飲んでダメージを負いましたが、それでもルフィと互角以上の戦いを繰り広げており、そのタフさと戦闘力がうかがえます。
また、ブロギーはゾロも手を焼くほどのMr.3の「ドルドルの実」の能力を力で打ち破ろうとし、その圧倒的な腕力も見せました。
100年以上続いた決闘の背景
ドリーとブロギーの100年以上続いた決闘は、巨人族の「誇り」と「掟」を体現する象徴的な戦いです。
『ワンピース』のリトルガーデン編で初登場した際、二人は「巨兵海賊団」の仲間であり、信頼し合う相棒同士でした。
しかし、ある日ごく些細な理由から口論になり、そのまま引き下がることができず、エルバフの掟に従い「命を賭けた決闘」に突入したのです。
エルバフの掟によると、巨人族の仲間同士が争い、互いに一歩も譲らない場合には決闘で白黒をつけるのが慣例です。
巨人族にとって決闘はただの戦いではなく、命を賭してでも誇りを守る「名誉」の行為とされており、一度始めた戦いは簡単に終わらせることができません。
決闘の動機はくだらないものだったとはいえ、二人は巨人族としての誇りをかけて戦い続けることを選び、ついには100年以上も勝敗がつかないまま戦い続ける異例の事態となりました。
勝者が決まるまで決闘をやめない
決闘の中で、ドリーとブロギーはお互いを敬意をもって尊重し、敵意を超えた信頼関係を築いていきます。
戦闘の合間には笑い合ったり、相手の健闘を称えたりと、まるで親友同士のような関係も垣間見せるのです。
しかし、あくまで「勝者が決まるまで決闘をやめない」と誓い続け、時には相手を殺しかねない本気の一撃も繰り出します。
リトルガーデン編で、Mr.3の策略によって一時的にドリーが負傷したことで、ブロギーが勝利するかに見えましたが、巨人族の誇りを尊重し、二人は公平な決着をつけることを望みます。
このエピソードは、巨人族の深い絆と誇りを示すものであり、ドリーとブロギーがただの戦士ではなく、誇りを貫く者であることを強調しています。
巨人族特有の強さと「覇国」の威力
巨人族特有の強さは、圧倒的な体格と膂力(りょく)、そして卓越した戦闘技術にあります。
巨人族は、平均的な人間の何十倍もの体躯を誇り、その巨体から繰り出される力と攻撃範囲の広さは非常に強力です。
彼らは多くの種族に畏怖されており、「エルバフの戦士」としても知られる巨人族は、海軍や海賊にとっても一目置かれる存在です。
また、寿命が長いため経験値も豊富であり、エルバフでの厳しい鍛錬や掟の中で戦闘技術を磨き続けてきた彼らは、戦いにおいて隙がありません。
その中でも、ドリーとブロギーのコンビ技「覇国(はこく)」は、巨人族の力を象徴する最強の技とされています。
覇国の威力
覇国は、ドリーとブロギーが二人で力を合わせ、敵に向けて放つ一撃で、あまりの威力により、超巨大生物である「島食い」にも致命傷を与え、穴を開けるほどの破壊力を発揮します。
この技は、圧倒的な力と波動のエネルギーが結集されており、単なる巨大な体の衝撃だけでなく、周囲の空気や地形さえも大きく変えるほどの範囲攻撃を可能にします。
敵にとっては、正面からこの一撃を耐えるのはほぼ不可能と言えるでしょう。
「覇国」は、かつて四皇のカイドウとビッグ・マムが放った「覇海」にも匹敵する力を持ち、四皇級の威力を持つとされる「キング・パンチ」以上の破壊力も感じさせる技です。
ドリーとブロギーがエルバフで修行を積み重ねた結果、二人の絆や戦闘経験が深まったことによってこの技はさらに威力を増し、彼らの新たな活躍に伴い、覇国は現在の四皇の力にも引けを取らないほどの存在感を放っています。
新世界での実力と懸賞金の推移
ドリーとブロギーは、かつて巨兵海賊団を率いて暴れ回った伝説的な巨人族の戦士です。
リトルガーデン編で登場した際は、100年以上も続く決闘を繰り広げていましたが、エルバフに帰還した後、その実力と新たな活躍が評価されて、懸賞金が大幅に引き上げられました。
現在、二人の懸賞金はそれぞれ 18億ベリー にまで上がっており、これは四皇の幹部クラスにも匹敵する額です。
この背景には、ドリーとブロギーが持つ「覇国」の威力が大きく影響していると言えます。
この技は、かつて二人がリトルガーデンでルフィたちに見せた、圧倒的な破壊力を持つコンビ技で、巨大な金魚「島食い」に穴を開けるほどの威力がありました。
さらに、現在のエルバフ編では、二人がシャンクスと手を組み、四皇の勢力圏にも足を踏み入れていることが明らかになり、海軍や世界政府も彼らを一層警戒しています。
また、現在のワンピースの世界では、巨人族の強さと影響力がますます注目されており、巨人族を味方に引き入れることが戦力の拡大につながるという点も、懸賞金の上昇に影響しているでしょう。
ドリーとブロギーの活躍は、エルバフの強さと巨人族の誇りを世界に知らしめ、彼らがいかに脅威であるかを示しています。
太陽の神ニカとの関わり
【感想】#今週のワンピ
◤ドリーとブロギーと〝ニカ〟◢
ドリーとブロギー(巨人族みんな)エッグヘッド来てから、
すっごい楽しそうだよね😂まるで〝ニカ〟よね pic.twitter.com/aC4EKbHhOY
— ねぎざいる@ONEPIECE (@negirican_comic) March 24, 2024
ドリーとブロギーが「太陽の神ニカ」と関わりを持つことは、巨人族と太陽の神にまつわる伝説的な信仰を強調しています。
『ワンピース』第1106話で、エルバフの巨人たちが太陽の神ニカを待ち望んでいたことが明かされており、ルフィがニカの力を覚醒させたとされる描写と絡み合って、巨人族にとっても特別な意味を持つ神聖な存在であることが示唆されています。
ドリーとブロギーがエッグヘッドに姿を現したのも、実は「太陽の神ニカ」としてのルフィを迎えに来たからだと考えられます。
エルバフでは「太陽に感謝する文化」があり、太陽の神ニカは巨人族にとっても「自由と希望をもたらす神」として長い間崇拝されてきた存在です。
ドリーとブロギーが決闘を一時中断してまでルフィのもとに現れたことは、ニカに対する信仰が二人にとっても深い意味を持つことを物語っています。
エルバフの巨人たちは、ニカが巨人族の運命を変える可能性を秘めていると信じているため、ルフィがニカの力を持つことが明らかになったことで、巨人族の期待が集まっています。
ドリーとブロギーがルフィの仲間としての道を選んだのも、太陽の神ニカとして彼に自由と勝利をもたらす役割を担ってほしいと願う気持ちの表れとも考えられます。
この信仰は、決闘や巨人族の誇りと重なり、太陽の神ニカが巨人族の未来にどのような影響を与えるのか、さらに注目されています。
まとめ
今更だけどドリーとブロギーって関羽と張飛がモチーフなのかな(ヒゲを見ながら)
兄弟とも呼んでるし pic.twitter.com/kPSHAc9P6N— ZET (@zet858219) March 1, 2024
ドリーとブロギーは、巨人族の象徴ともいえる圧倒的な強さを持ち、「覇国」という二人の絆が生む技で驚異的な破壊力を発揮します。
100年以上もの決闘を通じて鍛えられた彼らは、ただの力だけでなく巨人族の誇りと伝統を重んじる存在です。
また、太陽の神ニカとして覚醒したルフィとの関わりが明らかになるにつれ、彼らの物語にも新たな展開が見え始めています。
ドリーとブロギー、そして巨人族が目指す未来とは何か——ワンピースの世界でのさらなる活躍が楽しみです。
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