『王下七武海』は、世界政府が海賊の力を制御し、世界の秩序を保つために設けた制度です。
七人の強力な海賊が政府の意向に従い、特定の地域で活動することで、他の海賊に対する抑止力となることが期待されていました。
しかし、最近この制度が撤廃されることとなりました。
この記事では、七武海制度の撤廃に至った背景やその影響について詳しく探ります。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
王下七武海とは?
王下七武海(おうかしちぶかい)は、漫画『ONE PIECE』に登場する海賊団のトップ7人を指します。
これらの海賊は、世界政府によって公認されており、特定の条件のもとで他の海賊や未加盟国からの略奪を許される代わりに、懸賞金が解除されていました。
この制度の目的は、海賊の増加や凶悪化に対抗するため、抑止力を持つ強大な海賊を政府側に引き入れることでした。
また、王下七武海は、政府の一部として機能しながらも、実際には海賊であるため、政府への忠誠心は薄く、しばしば自らの目的を優先することがありました。
彼らの存在は「四皇」と呼ばれる他の大海賊勢力と共に、海賊世界のバランスを保っていました。
しかし、その強さや知名度は政府の権威を高める一方、時には政府に対する脅威となることもありました。
詳細・来歴
七武海は、実力や影響力を持つ海賊であり、そのメンバーは政府に協力する代わりに多くの特権を享受しましたが、政府の命令に従うことは少なく、むしろその力を利用して自身の目的を遂行することが多かったです。
最終的には、七武海制度は撤廃され、メンバーはそれぞれ異なる運命を辿りました。
加盟・除名
- 20年前、サー・クロコダイルが加入。
- 13年前、ボア・ハンコックが加盟。
- 11年前、ジンベエが加盟。
- 10年前、ドンキホーテ・ドフラミンゴが加盟。
- 4年前、バーソロミュー・くまが加入。
- 2年前、クロコダイルが除名され、その後マーシャル・D・ティーチが加盟。
- マリンフォード頂上戦争後、ジンベエとティーチが除名され、ゲッコー・モリアも除名。
組織としての動向
- 約30年前に設立されたとされる。
- 七武海制度は、政府と海賊のバランスを取るための試みとして機能していた。
- 世界会議での議決により、七武海制度は完全に撤廃され、新たな兵器によってその代替が試みられました。
王下七武海 撤廃理由について
「王下七武海」制度が撤廃された理由について、以下の点が考えられます。
制度の信頼性の低下
七武海制度は、政府の意向に従うことで他の海賊に対する抑止力として機能することが期待されていました。
しかし、実際には多くのメンバーが政府の要請に従わず、自らの利益を追求する傾向がありました。
これにより、制度の信頼性が低下し、海賊たちがますます自由に活動するようになりました。
犯罪行為の増加
七武海の中には、制度を利用して犯罪行為を行う者もいました。
たとえば、ドンキホーテ・ドフラミンゴは、ドレスローザでの悪行や密売など、多くの問題を引き起こしました。
これにより、制度の存在が逆に世界の秩序を乱す原因となったと考えられます。
政治的圧力と要請
七武海制度は、世界会議で提案されたとされるように、他の国々からの強い圧力や要求が影響しています。
七武海による問題が続き、被害を受けた国々や王族からの抗議が増加したことが、制度撤廃の一因となりました。
新兵器の登場
世界政府は、七武海制度の撤廃と同時に新たな兵器の開発を進めており、これが制度に代わる抑止力として機能することが期待されていました。
これにより、七武海制度の必要性が薄れたと見なされました。
海軍の改革と方針転換
新たな海軍大将である藤虎が、七武海制度の完全撤廃を考案していたことが示されるように、海軍内部でも制度に対する意見が分かれていました。
海軍の改革や方針転換が進む中で、七武海制度が不適切とされ、撤廃されたと考えられます。
これらの要因が組み合わさり、最終的に七武海制度は撤廃され、各メンバーは新たな状況に対応せざるを得なくなりました。
王下七武海:歴代メンバー
王下七武海の歴代メンバーについて紹介します。
ジュラキュール・ミホーク
「鷹の目のミホーク」として知られる世界最強の剣士です。
彼は制度設立当初からのメンバーであり、長らく七武海としてその名を轟かせていました。
ジュラキュール・ミホークの懸賞金は不明でしたが、後に35億9000万ベリーに設定されました。
制度の撤廃により、その地位を失いましたが、現在はクロスギルドの幹部として活動しています。
クロコダイル
通称「砂漠の王」は、元々バロックワークスの社長であり、七武海の中でも特に影響力がありました。
クロコダイルの懸賞金は最初は8100万ベリーでしたが、19億6500万ベリーにまで上昇しました。
アラバスタ王国での反乱を扇動し、政府に対する犯罪行為が発覚したため、七武海から除名されました。
ドンキホーテ・ドフラミンゴ
「天夜叉」や「ジョーカー」として知られ、ドンキホーテ海賊団の船長であり、元々ドレスローザの国王でした。
懸賞金は3億4000万ベリーで、イトイトの実を使った能力者です。
ドレスローザでの悪事が露見し、王朝の崩壊や密売が発覚したため、除名されました。
バーソロミュー・くま
「暴君」として知られ、元々革命軍の幹部であり、ソルベ王国の国王でした。
懸賞金は2億9600万ベリーでしたが、人格と記憶を失い、天竜人によって「無敵奴隷」として使われています。
制度の撤廃により、名目上は七武海として残っているものの、実質的には除名状態です。
ゲッコー・モリア
スリラーバーク海賊団の船長として知られ、カゲカゲの実の能力者です。
彼の懸賞金は3億2000万ベリーでしたが、マリンフォード頂上戦争において行方不明となり、戦死扱いになりました。
しかし、実際には生存しており、後に逃亡しました。
ボア・ハンコック
「海賊女帝」として名高く、九蛇海賊団の船長であり、アマゾン・リリーの皇帝です。
懸賞金は8000万ベリーから16億5900万ベリーにまで増加しました。
制度の撤廃により、七武海の地位を失いました。
ジンベエ
「海侠のジンベエ」として知られ、タイヨウの海賊団の2代目船長から、麦わらの一味の操舵手へと転身しました。
懸賞金は11億ベリーまで上昇しました。
インペルダウンからの脱獄とマリンフォード頂上戦争での敵対行為が原因で、七武海から除名されました。
マーシャル・D・ティーチ
通称「黒ひげ」は、白ひげ海賊団の2番隊隊員から黒ひげ海賊団の船長へと成り上がり、四皇にまで上り詰めました。
懸賞金は0ベリーから39億9600万ベリーにまで上昇しました。
インペルダウンの暴動やマリンフォード頂上戦争での反逆が原因で、七武海から除名されました。
トラファルガー・D・ロー
「死の外科医」として知られ、ハートの海賊団の船長です。
懸賞金は30億ベリーに達しました。
「麦わらのルフィ」との同盟が原因で除名されました。
バギー
「道化のバギー」から「千両道化のバギー」として知られ、バギー海賊団の船長から、クロスギルドの社長へと進化しました。
懸賞金は31億8900万ベリーに達しました。
制度の撤廃により、七武海から除名されました。
エドワード・ウィーブル
自称「白ひげJr.」として知られ、懸賞金は4億8000万ベリーでした。
制度の撤廃により、七武海から除名されました。
七武海の制度は、海賊と政府の関係を複雑にし、また物語の進行に重要な影響を与えました。
まとめ
『王下七武海』制度の撤廃は、信頼性の低下や犯罪行為の増加、政治的圧力、新兵器の登場、海軍の改革など複数の要因が絡み合った結果です。
制度が期待された抑止力を十分に発揮できず、逆に世界の秩序を乱す原因となっていたことが明らかになりました。
新たな兵器や海軍の方針転換によって、七武海制度の代替手段が用意される中で、制度の廃止が決定されました。
今後の海賊対策や世界の安定にどのような影響を及ぼすのか、引き続き注目が必要です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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